リノベーション

【比較表で簡単】リノベーションとリフォームの徹底比較

リノベーションとリフォームって、言葉も似ているし、違いはなんだろうと思ったことはありませんか。

実は、明確な定義はないのです。一般的に、「リノベーション」とは大規模な工事で配管なども刷新するイメージ。それに対して、「リフォーム」とは一部の設備を新しくするイメージです。

以下で詳しく解説していきます。

リノベーションとは?「ゼロ+α」

ゼロの状態に+αを付け加え、新たな価値を生み出す工事

リフォームとリノベーションの違いは?【デザイン・費用・期間・流れ】を徹底比較 |中古マンションのリノベーションならゼロリノべ

ゼロリノベさんのホームページで紹介されていた定義です。リノベーション、リフォームともにとてもわかりやすい表現だと思ったのでこちらで紹介しています。

もともと英語で「renovation」は「刷新、改築」などの意味を持ちます。つまり、今あるものをより良い状態にする意味を持ち合わせているのです。そのため、リノベーションは、配管や配線なども含む大規模な工事で部屋全体を改修することを指します。最近よく使われる「フルリノベーション」や「スケルトンリノベーション」という言葉もほぼ同義で使われることが多いです。

リノベーションを手がける会社の種類には大きく以下の5つがあります。

不動産会社
工務店
リフォーム会社
設計事務所や建築家
リノベーション専門会社

それぞれに強みや弱みがありますので、自分にはどの会社がマッチするのか事前に選択することが重要です。

リノベーションの工事にかかる費用は、部屋の広さにもよりますが一般的に500〜1000万円以上と言われています。費用の計算方法は、契約する会社によっても差がありますので、契約前によく確認する必要があります。それ以外に、住宅ローン関係の費用やリノベーション期間中の仮住まいの賃貸料などが発生します。事前に資金計画に組み込みましょう。

また、リノベーションの費用は大きな金額になるので、ローンを利用するケースが多いです。リノベーションでローンを組む場合は、住宅ローンもしくはリフォームローンを選択します。一般的に住宅ローンは金利が低く借入額も大きくできる反面、審査が厳しいです。一方、リフォームローンは金利は高めで借入額は少額までですが、住宅ローンに比べると審査が簡単です。金利や条件は、金融機関によって変わってくるので、よくチェックする必要があります。

リノベーションの大まかな流れと期間は、

①物件選び(約1ヶ月)
②物件購入(約1ヶ月)
③リノベーション設計(約2〜3ヶ月)
④リノベーション工事(約3〜4ヶ月)
⑤引渡し

リノベーションの工事自体で考えると引渡しまで約3〜4ヶ月。実際は、物件の購入からになると少なくともプラス2ヶ月程度はかかります。物件購入からリノベーションを考える場合は、少なくとも半年程度の計画で進める必要があります。ただし、実際には、どの会社に依頼するかやどの地域に住みたいか、リノベーション後のお部屋はどんなものにしたいかなど、上記の工程以前にイメージを膨らませておく必要があります。そのことを考えると、トータルで1年程度は時間がかかります。

また、②物件購入後は、住宅ローンの支払いが発生してきます。同時に、リノベーションが終わるまでの仮住まいの賃貸料も発生し、⑤引渡しまでの期間は住宅料の二重払いが発生している状態になります。極力時間短縮をするためには、②物件購入と③リノベーション設計を並行していかにスピーディーに進めるかがポイントになります。事前に、どんなお部屋にしたいのか自分なりのアイディアを持っておくこと。これは③リノベーション設計の打ち合わせを進める上でとても重要です。

リフォームとは?「ゼロに戻す」

マイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能回復工事

リフォームとリノベーションの違いは?【デザイン・費用・期間・流れ】を徹底比較 |中古マンションのリノベーションならゼロリノべ

もともと英語で「reform」は「改善、変革」などの意味を持ちます。つまり、悪いところを改めてよくするという意味を持ち合わせているのです。そのため、リフォームは、古くなったトイレを新しいものに交換したり、壁紙を貼り替えて部屋の雰囲気を変えることなどをさします。

リフォームを手がける会社の種類は以下の7つです。

ハウスメーカーのリフォーム部門
リフォーム専門会社
住宅設備メーカーのリフォーム部門
地域の工務店や不動産会社
設計事務者や建築家
水道、ガス、電気、外装などの工事専門業者
モームセンター、家電量販店

それぞれに強みや弱みがありますので、自分にはどの会社がマッチするのか事前に選択することが重要です。

リフォームにかかる費用は、令和3年度 住宅市場動向調査 報告書によると平均201万円です。ただし、どのようなリフォームを行うかによって費用は大きく異なってきます。トイレや洗面所など簡単のリフォームであれば10万円未満でできることもある一方、外構やキッチン全体のリフォームなど複雑なものになると500万円近くかかる場合もあります。

リフォームの場合、ローンは利用せず8割程度の方が自己資金でまかなっているというデータもあります。もし、リフォームでローンを利用する場合は、リフォームローンを選択します。一般的に、リフォームローンは金利は高めで借入額は少額までですが、住宅ローンなどに比べると審査が簡単です。金利や条件は、金融機関によって変わってくるので、よくチェックする必要があります。

リフォームの流れはこちらです▼

①リフォーム内容を決める
②依頼する業者を探す
③現地調査をしてもらう
④見積書を検討する
➄業者と契約する
⑥着工準備(1週間程度)
➆着工(1日〜1ヶ月)
⑧完成・引き渡し

期間は、⑦着工から⑧完成・引渡しまでの工事の期間は1日〜1ヶ月と工事内容によって幅があります。また、工事期間が長い場合や工事内容が大掛かりな解体を伴う場合ですと、仮住まいを探す必要があります。①リフォーム内容を決める工程から考えると、少なくとも数ヶ月程度の計画で進めていく必要があります。

リノベーションとリフォームの比較表

ここまで、文章でリノベーションとリフォームの違い詳しくを解説してきました。以下、違いを表にまとめます。

リノベーションリフォーム
意味ゼロの状態に+αを付け加え、新たな価値を生み出す工事マイナスの状態のものをゼロの状態に戻すための機能回復工事
請負会社不動産会社
工務店
リフォーム会社
設計事務所や建築家
ワンストップリノベーション専門会社
ハウスメーカーのリフォーム部門
リフォーム専門会社
住宅設備メーカーのリフォーム部門
地域の工務店や不動産会社
設計事務者や建築家
水道、ガス、電気、外装などの工事専門業者
モームセンター、家電量販店
費用の平均と内訳500〜1000万円以上平均201万円
ローン住宅ローンorリフォームローンリフォームローン
流れと期間トータルで少なくとも半年は必要
①物件選び(約1ヶ月)
②物件購入(約1ヶ月)
③リノベーション設計(約2〜3ヶ月)
④リノベーション工事(約3〜4ヶ月)
⑤引渡し
トータルで数ヶ月程度
①リフォーム内容を決める
②依頼する業者を探す
③現地調査をしてもらう
④見積書を検討する
➄業者と契約する
⑥着工準備(1週間程度)
➆着工(1日〜1ヶ月)
⑧完成・引き渡し
「リノベーションとリフォームの比較表」筆者作成

まとめ

リノベーションとリフォームの違いについて意味の違いをはじめ、様々な観点から比較をしてみました。

これからリノベーションやリフォームを検討している方の参考になれば幸いです。

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参考文献

【2022年版】知って得する!リノベーションのローンと優遇制度 |リフォーム会社紹介サイト「ホームプロ」

リフォームとリノベーションの違いは?【デザイン・費用・期間・流れ】を徹底比較 |中古マンションのリノベーションならゼロリノべ

令和3年度 住宅市場動向調査 報告書

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